東京 渋谷のチョコレート専門店 THÉOBROMAのブログです。
マダガスカルへ到着
マダガスカル、アンタナナリボに到着しました。

25ユーロでビザを発給してもらい、原始的な入国審査を済ませ両替です。

DSC_0239.jpg

いっぺんに金持ちになる瞬間です。
この国にはコインがないので、少額の両替でもすごいことになります。

空港からホテルに向かう途中、警察の検問にあいました。
治安維持のために警察の検問があるのは当たり前ですが、
この国の検問の目的は別のものです。
私達に因縁をつけて金銭を巻き上げることが狙いです。
この日は、私達の薬に目を付けた警察官が
「薬の紙を見せろ!」と言ってきました。

私:紙?ってなんの?
警官:マダガスカルの法律だ、持ってないなら署まで来てもらう。
私:旅行者はそんなこと知らない。
警官:いや、旅行者でも紙が必要だ。
私:だから、どんな紙?
警官:じゃあ、署に行くぞ。
私:いいよ、なら、行こう。警察署は何処だ?

深夜の真っ暗な路上で、こんなやり取りが15分以上続く。
早くホテルに行きたいと考える私。
すると、

警官:ここはなんとか納めよう。100ドルでどうだ?
(100ドルは彼らの3ヶ月分の給料だ)

要求するにもほどがある。
ドライバーに訪ねると、
通常の因縁、カツアゲは1万アリアリ、つまり350円だって。
それなら別に払ってもいい。

私:そんな金は無い!
警官:署に行くぞ。
私:じゃあ早く警察署に連れて行け。
  私は日本政府の仕事で来ている。
  あなたの名前は?
警官:署に行くぞ。
私:同じことばかり言うな。早く連れて行け。
警官:50ドルでどうだ?
私:日本大使館に連絡して、薬の紙が必要か聞くぞ。
警官:10万アリアリでどうだ(3500円)

もう30分経っている。
どうしよう?めんどくさい。
早くホテルに行きたい。今、24時30分だ。
私は考えた。
よし、この2人の警官と戦おう。
ピストルVS素手だ。
お母様、もしここで死んだらゴメンナサイ。
マダガスカルの塵になります。
、、、って言っても、母は一昨年亡くなっている。

カメラを手に取り、警官の顔の前に突きつける。
まだ、20歳そこそこの若いお巡りだ。

警官:なにをする。
私:お前の写真を撮る。
  明日、大使館でこのことを話す。
警官:やめろ。
私:フラッシュを空打ちする。
警官:写真を撮るな。
私:パスポートを返せ。
警官:今日のところは許してやろう。

まるで時代劇の悪代官だ。
欲をかいた警官は1円もとれなかった。
しかし、私には悲しみだけが残った。
こんなことが日常茶飯事の国。
警察官は権力の象徴。
でも、給料だけではやっていけない。
警察官がまともなのは先進国くらいで、
他の貧しい国の警察官の多くが、賄賂やカツアゲで生活する。
国もそれを容認する。
ようく聞いていると、100ドルの罰金だと言っていない。
2人だけの話しだ、100ドルで済ませよう。
100ドルください、と言っていた。

募金箱でアフリカに援助をと書いてある箱に1000円入れるとする。
その国の貧しい人にそのお金は届くだろうか?
ユニセフなどを通して勿論どこかの国の援助になっているだろう。
けど、それは見えない。
募金とは、募金する人の自己満足が主体だ。
一方、この警官に100ドルあげたら、
間違いなくこの人の生活は豊かになる。
子供に服を買って、壊れたドアを直し、お米と肉も買うだろう。
これが直接的援助だ。
10ドルでも1ドルでもいい。
巻き上げられたお金は、生活資金、援助金になることは間違いない。
でも、このやり方ではダメだ。
私は、お金をあげるのではなく、生活改善の方法や努力することを教えたい。

日本では、何も出来ないアルバイトが
初日に売り場に立っているだけでも1日8千円貰える。
マダガスカルの公務員の2ヶ月分の給料だ。
これは矛盾なのだろうか?

、、、、、やっと車はホテルに着いた。

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